1高圧洗浄
塗装の前に高圧洗浄を行います。
150kgの高圧水流でお住まいを丸洗いします。高圧洗浄を行わずに塗装をすると、汚れの上に塗料が乗るので剥がれやひび割れを起こしてしまいます。そうならないように、しっかりと汚れや古くなって浮いた塗膜を洗い流す必要があります。
2縁切りと板金のケレン
タスペーサーを使った縁切りと、板金のケレンを行います。
ご覧のように屋根材の重なった部分にタスペーサーを挿入し、塗料で塞がないように適度な隙間を作っています。隙間がなくなると屋根材の下の通気が悪くなり、湿気を逃がせなくなります。また、毛細管現象によって水分を内部に引き込んでしまい、雨漏りの原因にもなります。板金のケレン(塗装をするために錆や汚れを取り除き傷をつけて塗料が付着しやすい様に下地を整えること)の様子です。
3下塗り
下地調整後には下塗りをします。
今回はファインパーフェクトベストというターペン可溶2液ラジカル制御形ハイブリッド高耐候屋根用塗料を使用しますが、25年間お手入れをしていなく劣化が著しい状態なので下塗りはベスコロフィラーHGという新生瓦・セメント瓦用 カチオン系合成樹脂エマルション 下地調整塗材を使用します。この下塗りは特殊カチオン樹脂系の付着性に優れてます。厚膜の為、素地の目止め効果が高く、肉痩せしたスレートを甦らせます。
4中塗りと上塗り
塗りを重ねて厚い塗膜を作ります。
グレーが中塗りでブラックが上塗りです。中塗りの色を変えることで上塗りで塗り残しや塗りムラを防ぐ事ができます。少しくらいなら問題なさそうと感じられるかもしませんが、塗料の性能を十分に引き出すには三層目の上塗りまでしっかり行う必要があります。
5屋根塗装完了
上塗りが終われば屋根塗装は完了です。
今回使用した中塗り及び上塗りはファインパーフェクトベストというターペン可溶2液ラジカル制御形ハイブリッド高耐候屋根用塗料です。独自技術により効果が異なる特殊光安定剤を複数配合したことで、日射により発生するラジカルを効果的に捕捉でき、シリコングレード(当 社一般従来品比)を超える非常に優れた耐候性を備えることができま した。塗りたての美しさを長期間保つことができます。